この相談者さんは周囲に自分を合わせすぎて、イエスマンどころかグランドイエスマンになっているのでは?僕は個性的なメンバーの方なんで、周りに合わせるのはストレスですね。チームワークのためだけに、周囲と協調するなんてできないです。正直、「お前のこと思って言うけど」ってわざわざ言ってきたり、「俺の時はいいけど、他の人の時は気いつけや」って言ってくる人とは、話す必要ないかなとさえ思います(笑)。
協調しないと嫌われるって思われるかもしれないけど、僕はすごくポジティブなので。こんなに人から嫌われるなんてすごい!と考えるし(笑)、そもそも合わない人がいるチームには入らない。合うチームを自分で選びます。一緒に仕事をする人も話をしたい人も、全部自分で決める。その中で築いたチームワークを大事にしたいです。カーリングも一人一人がどんなに強くても、息が合わなきゃ勝てないと聞いて、“ストーン”と腑に落ちた(笑)。このカーリング場を拠点とする日本代表「LS北見」が強いのも、メンバーの絆の深さが関係してるのかな。それって仕事でも同じことですよね。
合わないチームにいる必要なんかない。でも、ここでやっていくしかない。そんなときは、本気で戦う場所を他で作るといいと思います。僕の場合、それが漫才です。漫才という本当にやりたいことに軸足を置いていれば、他の苦手な仕事も、ストレスが溜まる仕事も頑張れる。相談者さんも、自分の力を発揮できる別の場所を見つけてみてはどうですか?そうすれば、今一緒に仕事をしている個性的な人と向き合う余裕も生まれると思います。
僕の場合、漫才は自分が呼吸しやすい場所なんです。相談者さんが所属するチームのメンバーが言いたい放題なのも、そこが息をしやすい場所だからじゃないですか?だから、思いっきり息ができる場所を見つけよう!世の中には生きていける場所が無限にありますから。それは他の仕事でもいいし、趣味でも、スポーツでもいい!そうすれば、ストレスが溜まるチームの中でも平気だと思いますよ。
アドヴィックス常呂カーリングホール
(北見市常呂町)
国内最大のカーリング専用ホール。地域住民のスポーツの場としてはもちろん、カーリング日本代表「LS北見」の練習拠点でもあります。実際にカーリングを体験した村本さんは「思ったより難しい!全然できないです」と苦戦していたようでした。